はじめに
今回の記事はWonderFoxさんより依頼がありまして、「Free HD Video Converter」というフリーソフトのレビュー記事になります。
WonderFoxは2009年に成立した中国の会社で、ヨーロッパとアメリカを中心に動画変換ソフト、DVD変換ソフトなどを作っています。
この記事では、「Free HD Video Converter」を使ってみた感想および注意事項などを紹介していきます。
Free HD Video Converterについて
Free HD Video Converterの機能は以下になります。
- 動画フォーマットの変換機能
- 動画サイズ変更機能
- 動画から音声を抽出する機能
- 簡単な動画編集機能(切り取り、トリミング)
- 動画サイトから動画をダウンロードする機能(※注意)
Youtubeなどの動画サイトから動画をダウンロードすることは利用規約違反であり、違法行為となりますのでご注意ください。
例外として、Youtubeの公式チャンネルの動画はダウンロードすることは可能となりますが、
Youtubeに限らず、動画サイトから動画をダウンロードすることはおすすめしません。
「Free HD Video Converter」は以下の公式サイトより入手できます。
インストール手順
「Free HD Video Converter」のインストール手順の紹介です。
複雑な設定項目はなく、基本的には画面の指示に従えば簡単にインストールできます。
インストーラを起動したら以下のような言語を選択する画面が表示されます。

次にセットアップ画面が表示され、画面の指示に従って進めていきます。

ライセンス契約書が表示されるので、内容を確認してから「同意する」をクリックし、次に進んでください。

インストール先を選択します。デフォルト設定はCドライブにインストールすることになりますので、ほかの場所にインストールしたい場合はインストール先を変更してください。

インストールが始まり、約1分で完了です。


インストールが完了したらブラウザが自動で立ち上がり、以下のような画面が表示されます。

操作画面
「Free HD Video Converter」を起動すると以下のようなロゴが最初に10秒間ほど表示されます。

その次に起動画面が表示され、「動画変換機能」、「動画ダウンロード機能」を選択できます。
右上には設定関連のボタンが配置されています。
デザインはシンプルで、「変換」と「ダウンロード」の2つのボタンしかないので、ひと目で実行したい機能がわかります。

動画変換機能の操作画面
動画変換機能の画面は以下のようになります。
変換したい動画を画面の真ん中にドラッグ、もしくは「+」ボタンをクリックして、フォルダから動画を選択することになります。
こちらの操作画面もシンプルで、直感的に操作できます。

操作画面の右側にある「出力フォーマットを選択」のすぐ下にある大きなボタンをクリックすると、以下のような画面が表示されます。
赤枠内のボタンをクリックすると、青枠にはそれぞれの項目に該当するフォーマットとデバイスなどが表示されます。

試しに赤枠内にあるアップル製品の項目をクリックしたら、以下のようにアップルのデバイスがずらりと表示されました。
さすがに「iPhone 3G」などの古いデバイスはなかったです。

青枠にある任意のデバイスをクリックした場合、そのデバイスに適した設定が自動でセットされるようになります。

ダウンロード機能の操作画面
ダウンロード機能の操作画面は以下になります。
動画をダウンロードするには、「新しいダウンロード」をクリックします。

「新しいダウンロード」をクリックした場合、以下のような画面が表示されます。
動画のリンクを貼り付けて、「分析」を押すと動画の形式などの設定が表示されて、ダウンロードできるようになります。
(繰り返しになりますが、動画サイトから動画をダウンロードすることはおすすめしません)

動画変換
ここから実際に手元にある動画を変換してみます。
動画を選択したら、「パラメータ設定」から設定を変更していきます。

「パラメータ設定」画面では以下のように設定しました。

設定を行い、動画変換画面に戻りますと、動画のサイズなどが更新されます。
次に「変換」をクリックすると変換処理が始まります。

変換中は進捗度に応じて動画情報画面の色が青色に変わっていき、右下に残り時間が表示されます。

動画の変換中にCPUの使用率は100%に近い状態となります。
特にサイズが大きい動画を変換する場合、処理時間も長くなりますので、CPUの温度にご注意ください。

今回の場合、設定した項目によって動画のサイズが変動しますが、800MBだった動画が66MBになりました。
動画のサイズが10分の1くらいになったにもかかわらず、変換した動画を確認した限り、特に画質が荒くなったとは感じませんでした。
ちなみに無料で使える動画編集ソフトでよく見られるような製品名とロゴなども勝手に動画に追加されないのが良かったです。
編集機能(切り取り)
動画編集機能である切り取り機能も試していきます。
切り取り機能はハサミのマークをクリックします。

以下のような画面が表示されるので、切り取りたい範囲を調整します。

切り取りたい範囲を設定したら、「切り取り」を押してから、「確定」を押してください。

動画変換画面に戻りますので、「変換」を押すと変換が始まります。

切り取り機能で変換した動画にもロゴなどが勝手に追加されないです。
機能制限について
今回インストールしたのは無料版なので、機能制限がいくつかあります。
例えば解像度をフルHD以上に設定しようとすると以下のような画面が表示されて、設定できないようになっています。
(ただし、変換元動画の解像度がフルHDの場合は、解像度の設定を「不変のまま」にするとフルHDのままで変換できます)

無料版と有料版の違いは以下のようになっています。
ちなみに以下の画面は動画の変換が終わるたびに表示されます。

アンインストール
アンインストールは通常の手順と同じく、Windows10の設定にある「アプリと機能」からアンインストールします。
アンインストールに進めようとしたら、以下のような画面が表示され、有料版を使うように勧められます。
「拒否する」を選択すると、画面が消えるので、アンインストールできるようになります。

まとめ
最後に、「Free HD Video Converter」を使って感じた「良かった点」と「気になった点」をまとめました。
- 良かった点
-
- 操作方法が簡単でわかりやすい
- 変換後の動画の劣化は少なく、品質が良い
- 製品名やロゴなど余計なものが勝手に動画に追加されない
良かった点として、まずは操作方法が簡単でわかりやすいです。
必要な機能のみを表示しているので、操作方法に戸惑うことなく、直感的に作業できます。
ロゴなどの余計なものが勝手に動画内に追加されないところも良かったと思いました。
今まで使ったことがある無料の動画編集ソフトは何かしらの形で動画内に製品名やロゴなどを強制的に入れるものが多かったのですが、
「Free HD Video Converter」は無料にも関わらず、そんなことはないので良かったです。
- 気になった点
-
- 機能制限が多い
- 有料版の宣伝が多い
気になった点として、機能制限と有料版の宣伝が多いことです。
一部の設定を変更しようとしたら機能制限の画面が表示されたり、動画の変換が完了したら有料版の宣伝画面が表示されたりします。
結論
「Free HD Video Converter」の良かった点と気になった点をまとめてみましたが、
結論として、「Free HD Video Converter」はおすすめです。
確かに機能制限と有料版関連の画面はよく表示されますが、
動画変換に必要な機能は一通り揃っていて、製品名やロゴなどの余計なものも勝手に追加されません。
特に切り取り機能に関しては間違いなく今まで使っていたフリーソフトよりも良かったです。
リマインドとなりますが、「Free HD Video Converter」は以下の公式サイトより入手できます。
以上、「Free HD Video Converter」のご紹介でした。