【読書】読書記録『2021年6月』

読書2021年6月
目次

はじめに

今回は6月に読んだ本の紹介と感想をまとめていきます。6月はいつも以上に読んでて、以下の9冊読みました。

6月に読んだ本
  • フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔
  • ことばの花束―岩波文庫の名句365
  • 小さいことにくよくよするな!
  • 生の短さについて
  • 知性について
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠
  • 体験の哲学: 地上最強の人生に役立つ哲学活用法
  • ビブリア古書堂の事件手帖
  • 人生論ノート
6月に読んだ本

フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔

Amazonで見つけたフォン・ノイマンの伝記。読んでいて面白かった。

大学を卒業すると同時に博士課程も修了したことを始め、専門分野じゃないのにちょっと顔を出しただけで経済学を根本的に変えたり、ゲーム理論の創始者なのにカジノで負けてばっかりと、読んでいて飽きません。

ノイマンの功績についても具体的に紹介されていますが、専門過ぎて理解できなかったけど、とにかくすごいことだということがわかりました。

読んで損はない一冊。

ことばの花束―岩波文庫の名句365

読みたい本は色々あるけど、読む時間がないので、手っ取り早く名言集みたいなのが欲しくて買いました。
中には迷言(?)みたいなものと、「枕草子」のような古い作品の言葉がそのまま載せただけのものが結構あったので、現代語訳も一緒に載せてほしかったです。

多少予想と違ったところもあったが、たくさんの作品に出会うという目的は達成しました。

小さいことにくよくよするな!

「人生はこうあるべき、という先入観にとらわれると、今の瞬間を楽しんでそこから学ぶ機会を見失う」p231

「私達が人の欠点や悩みを気にする大きな理由の一つは、そうすれば自分の欠点や悩みを見つめずにすむからだ」p234

ちょっと古いビジネス書かもしれません。随分前に買って積読したけどようやく読み始めました。
他人と関わることが苦手な私から見たらこの本に書かれている方法を実践しようとするとかなり億劫になるけど、最後ら辺あたりから共感できる部分がたくさんあって、最後まで読んでよかったと思う。

生の短さについて  知性について

この二冊は私にとって難しすぎて、理解できませんでした。
ただわかっているのは、「生の短さについて」ではどうでもいいことをやるよりも、本当にやるべきことをやりなさいということ。「知性について」ではショーペンハウエルの毒舌が健在であること。

medium 霊媒探偵城塚翡翠

久しぶりに読んだ小説。事前調査で少しだけネタバレされたけど、楽しめました。ちょっと主人公に同情してしまいました。

すべてが伏線ということで、なるべく細かいところまで覚えるようにしたのですが、どうしても前半ヒロインが駅でとある人と会話したところがどこで回収してるのかわかりませんでした。

体験の哲学: 地上最強の人生に役立つ哲学活用法

著者である飲茶さんが書いた殆どの本を読んだので、今回も結構期待していました。
しかしちょっと期待が大きすぎたのかもしれません。

内容のわかりやすさは相変わらずでしたが、薄い。今までのものと比べると内容が圧倒的に薄い。
特に最後にあるチェックリストはページ数稼ぎとしか思えない。

この本で言いたいことはただ一つ、普段何気なく経験していることを意識してやっていきましょうということ。

パラパラめくっているときに余白が目立つこと、本のサイズが特殊で思ったよりも小さかったこと、謎のチェックリストがあることで、読む前から嫌な予感はしていたのですが、残念ながら的中しました。わかりやすいのは結構ですが、もっとこれまでのように、いろんなことを知りたかった。

ビブリア古書堂の事件手帖

ツイッターでよく見かけるので、気になって買いました。一日で読めました。

物語が面白くて、ヒロインも魅力的でしたが、なぜか次巻を読みたいとは思わなかった。
伏線をきれいに回収していて、真実は想像したのよりも酷く、何回かハッとさせられたのですが、お腹いっぱいでした。
一番大きな原因は、一週間前に「medium 霊媒探偵城塚翡翠」を読んだからだと思います。

同じミステリ小説のためか、どうしても直前に読んでいたmediumと比べてしまいます。mediumで受けた衝撃が凄すぎたせいか、色褪せているような印象を受けました。作品自体は文句なしの面白さです。ただちょっと時期が悪かっただけかもしれません。

ちなみにこの本を読んだおかげで蔵書印に興味を持ちはじめ、自分だけの蔵書印を持つようになりました。

人生論ノート

難しかった。それぞれの段落が短く、一見読みやすそうに見えるが、難しい。とても初見で理解できるようなものではない。だからいつか再リベンジしたいと思っています。

ちなみに同じ著者の「読書と人生」は私にとって「14歳からの哲学」と並ぶトップクラスのいい本です。それについてはまた7月の読書記録で紹介します。

まとめ

6月に読んだ本の紹介と感想をまとめました。6月に読んだ本は面白かった本が多く、1日で読めた本もあったので、いつもより多く読めました。

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